ヴェスーヴィオ火山の噴火で、古代ローマの街並を残したまま灰に覆われたポンペイ。
歴史で習ったというよりも、英語の教材で扱われていた記憶があるのですが。。。
ローマ→ナポリ→ポンペイ、と電車を乗り継いで、日帰りで行ってきました。

広大な遺跡の入口はいくつかあるのですが、ナポリからヴェスーヴィオ周遊鉄道でやってきた自分は、ヴィラ・ディ・ミステリ駅前のマリーナ門から入場。順路に従ってしばらく行くと、神殿などが集まるフォロに出ます。
向こうに、うっすら見える山影が、ヴェスーヴィオ火山。

いきなりですが、石膏像。予告なくあちこちに置いてあったりするので、こっちも驚きです;

しかも、こんな無造作に;この手のものは苦手な小心者なので、見かけるたびにひやひやでした;マジ怖いから!!

遺跡のなかは、こんな道路が続きます。この日も暑かったーー!!今、ヴェスーヴィオ山が噴火したら、まちがいなく石膏像になっちゃうよ、とか思いながらひたすら歩く。。。

体力のあるうちに、ここだけは行っておこう、と秘儀荘へ。
こちらが有名な「ポンペイの赤」の壁画。

この赤色は、現代の技術をもってしても再現できないのだとか。

道路は、中央が車道(馬車?牛車?)で、両脇が歩道。

十字路には、歩道と同じ高さの石を並べた「横断歩道」が。
遺跡を巡る現代人も、やはり歩きやすいのか、歩道を歩く人がほとんど。古代人の知恵は、現代にも通じるわけだ。2000年近く前、確かに「人」が暮らしていたんだなー、としみじみ。

壁のらくがきw

カウンター式の居酒屋。立ち飲みだった模様。

お屋敷のなかにあったフレスコ画。なんだかムフフな気がしてパシャリ。

石畳の道ばかり歩いて疲れた身には、ほっとなごむ、こんな道も。

おおきな円形闘技場。人々の娯楽の場として不可欠だったそうです。
あついーー、しぬーー。。。と、この遺跡の成り立ちを思えば禁句な言葉を連発しながら巡った、ポンペイの遺跡。でも、古代ローマの街並そのままの姿を見ることができて感激でした。だって、本物、ですからね!
この後ナポリに戻って考古学博物館へ行く予定だったのですが、体力の限界を悟り、そのままローマへ帰りました。ちょっと残念だったけど。。。次はやぱ夏以外に行こう;